Diary 2007. 6
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6月29日 (金)   草にやっと 追いつきました

 28日、29日、そして今日、雷雨と曇りのお天気でも、多少曇りと日照りの方が多かったため、梅園を除いてやっと、草に追いつきました。 雨で畑が濡れているときに、畑に入ると、畑の土が固くなるので、畑に入れません。 シソ畑も里芋畑も草取りを済ませ、中耕をして清々しくなりました。
来週(7月)からは、覚悟を決めて、5.4ヘクタールの梅園の ぼうぼうの草刈にかかります。 日が照っても暑いし、雨が降っても雨合羽で、汗でびっしょりなるし、逃げたら限がありません。 淡々と、降ろうが照ろうが刈り進みますが、刈り終わった後は、梅のみどりが清々しく、風も吹き抜けて、涼しい梅園に変りますから遣り甲斐充分で、それなりに報われます。
 田植えも昨日、一番ビリでしたが済みました。 田植えは、6月初めでも、6月末でも稔りの時期は、大差ありません。 私達は無農薬で、除草剤を使いませんので、早く植えると、田の草取りが3回になりますが、6月末に植えると、2回の草取りで何とかなります。 
 私達は、赤ちゃんが食べても、病人が食べても、誰が食べても当たり前の、本当の食べ物を生産しています。 しかし、ニュースを見ていると、人の健康や命と、金と、どちらが大切か、はっきりし過ぎるほどはっきりしているのに、、。 見ていると、こちらが変になりそうで、言葉もありません。 
地球温暖化で、気象だけではなく、人間の心人の心までも、異常になってきたのでしょうか。


6月21日 (木)   梅雨に入り 梅料理を披露?

 今朝のテレビ番組で、梅干を使った私の定番料理?を披露しました。 もっとも不得手な人前での料理作りに、前の晩から眠れず、朝のラッシュで先ず慌て、宮崎市内に入り道を間違えました。 『助けて!』 と呼んだタクシーに、テレビ局まで誘導して頂き、豚肉と季節野菜の椿油炒めの、梅肉料理を作りました。 梅肉をお味噌と同量ほど使うと、先ず梅肉が、梅雨時の防腐剤の役目をしたうえ、味もさっぱりと美味しいのです。
 
 終わって帰り道、高速道路に入るなりエリアに車を止め、慣れない仕事に、精も魂も尽き果てて、先ず眠りました。 有機農業は大変ですが、私は一番好きで、心もやすまります。
 
 昨日に続き、今日もシソ畑の草取りに集中しましたが、まだ終わりません。  写真左は、草と一緒に育つたシソ畑。 隣は草の中から引き抜いた人参で、私の太字の万年筆と比べて、人参の大きさがお解かりかと思います。 右の写真も、草と共生の人参畑ですが、今度の雨で草が勢いづき、人参も見方によつては、嬉しそうに草達と共存しているようです。 この逞しい草が、紅梅園の有機栽培の原型ですから、シソの取った草は、シソの根のまわりに敷き草として敷き、真夏の乾燥から根を守りながら、やがて、地中の微生物の食べ物となり、分解されて次の作物の肥料になります。 

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6月20日 (水)   草が次の作物の肥料に

 梅が昨日で終わり、ネットの始末もあるのですが、ラッキョやジャガイモの収穫が遅れ、草に埋まって見えなくなるため、全員ジャガイモとラッキョにわかれて、収穫をしました。
 畑が道路わきなので、道行く人が草の中から出てくるジャガイモに 『マァ!なんて大きいジャガイモ』 とか、『こんな草畑で見事なものね。何で?』、 等と立ち止まって聞かれます。 『こんな草畑で恥ずかしい』 と、常連のパートのおばさんが言いますので、 『何言うの。 無農薬だから、草畑は当たり前でしょう。 みんな褒めているがね。』 と言いながら、腰の痛さを我慢しながらの収穫でした。
 
 収穫が終わったら、草は、畑の土の中にすき込み、次の作物の肥料の一部に還元するのです。 取った草を、畑の外へ持ち出す人がありますが、勿体ない事です。 昔は、草も肥料として、畑の隅に積み上げたり、河川敷から刈り取ってきた草を、家畜の敷き藁にした後、畑に散布して肥料にしていました。 『循環型』 の、当たり前の農業でした。
 左は正真正銘の有機ジャガイモ。  真ん中は、草畑でやっと見え隠れするラッキョ、右が草の中から掘り出した巨大ラッキョですが、歯切れが良くて、美味しいのです。 ラッキョの根をご覧下さい。たくましい元気なひげ根が、ラッキョの栄養を、土の中から吸収しているのです。

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6月13日 (水)   梅収穫も いよいよ終わり

 梅の収穫も いよいよ終わりになりました。 梅の下に張った落ち梅受けのネットも、下草が伸びて持ち上げられた上、ネットの間を抜けて伸びてきて、ネットを始末する時の苦労が思いやられます。 シソの畑は草が伸び、里芋畑も草が伸び放題、小麦も早く実を落とさないと梅雨に入ってしまうし、サツマイモのつるも延び始めて、中耕をしないと草に喰われてしまいます。 無農薬のため、除草剤を使いませんので、今から夏にかけて草との戦いが始まります。
利益が出たの、損しただのと、経済性を考えている暇はありません。 又、経済性を考えたら、嫌になると思います。『一体何しているの?』と。 『お客様のために、自分のためにも、一番良い事をしている、みんながしていない事、出来ない事をきちんとしている。』 という自負心と遣り甲斐が、私達の苦労に報いてくれています。 
 
 昨日は、『明日は久しぶりの雨』 と言う事で、取り入れや、草対策に追われながら、私は、夏大豆、夏小豆、金時豆、ささげに菜豆など、一人で種蒔きでした。 みんな忙しくて、誰も加勢してくれませんでた。『何もこんな忙しい時に、豆なんか植えなくても、、、』と、考えているのかも知れませんが、種は、絶対絶やさないようにしないと、取り返しがつきません。 在来種はどんどん消えていきます。 『真土不二』を考えない人が多くなったのでしょう。
 写真左は熟れた梅。 真ん中は、伸びた草に持ち上げられたネットの落ち梅。 右は、4月28日に草刈して(写真がこのお便りに出ています) 45日目の、育成園の伸びた草。 刈り取った草が腐食して、畑の土に栄養を還元しますので、草が伸びてくれないと、梅園の土が痩せて、良い梅が生産出来ないので、伸びないと困るのですが、これから10月上旬まで、あと6回〜7回は、真夏の草刈が続きます。 真夏の草刈も大変なのですが、紅梅園の梅の成分が高い、理由の大事な原因の一つですから、頑張ります。

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6月8日 (金)   中嶋常允先生の第1声

 梅の収穫も 終りに近づきました。 収穫しただけづつ加工していきますので、大変です。 梅肉エキスは、焦がさないよう、吹きこぼさないよう、7日から8日も煮詰めますので、細心の注意が必要です。 朝は張り切ってかかりますが、夜1日の仕事を終えて、梅園の細道を家路につく時は、ライトの明りに添いながらも、つまづき、引っかかり、よろめきながら帰り、遅い夕食の後、うたた寝してから、お風呂に入ります。
『2ヶ月も3ヶ月も続くわけではない。たったの1ヶ月だから!』と、みんなを激励叱咤しながら頑張りますが、自分自身には、『後継者達に、会社の理念と、生産加工の真理を納得させるまで!、あと一息!』、『今度が人生の集大成!』 と言い聞かせながら頑張っています。
 
 昨日、私のお師匠の中嶋常允先生からお電話があり、『朝日新聞掲載の影響はどんなだったか?』、と聞かれましたので、『2千件近くもありました』、とお答えしたら、『良かった!!。多くの人が元気になれるね!』、とおっしゃいました。 多くの人は、『良かったね。少しは資金ぐりに楽するね』、とおっしゃいますが、先生は何時も全国の方々の健康を真っ先にお考えで、『お金はきっと、後からついてくるよ』、とおっしゃいます。 だから、私のお師匠様なのです。




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