Diary 2006. 5
メニューに戻る
5月10日 (水)   遅すぎる 農薬規制

 農薬の使用が、やっと規制されました。 紅梅園は、無農薬栽培で良いことをしているのに、『こちらの方に、農薬が飛ばないようにして戴けませんか』と云う一言さえも、気を使って云えない状態でしたが、少しづつ、無農薬栽培の居心地がよくなり出しました。 
先日、玉ねぎの収穫を終え、『サツマイモ』植えの季節になり、会社の4月決算や梅の収穫加工を目前にして、『今年はサツマイモはやめようか』との意見も出ましたが、お客様にサツマイモの大好きな方がいらっしゃるので植えました。 道を挟んで隣の畑のサツマイモは、マルチをして除草剤が散布されていました。
私達も、マルチをして植えると、除草の手間がはぶけますが、有機肥料だけの栽培は、途中で追肥をしないといけないし、マルチは使い捨てで石油が原料なので、使っていません。
今、梅の若い新芽は伸びる季節..、とても柔らかいので、雨が多く太陽の光が少ないと『アブラ虫』が発生し、梅の養分を『吸血鬼』のように吸いとってしまいます。 しかし、そのアブラ虫のお尻から甘い『排泄物?』が出ているのか、蟻が一生懸命行き来しています。
『これも自然の摂理のうち』と納得?して、農薬散布はせず、梅の木と辛抱して見過ごしますが、やがて吸い付かれた新芽は、小さくしぼんで枯れていきます。
 左の写真は私達のサツマイモ植え。  真ん中は隣のマルチ植えのサツマイモ畑。  右の写真は『アブラ虫』に吸い付かれた梅の若芽、アブラ虫が盛り上がるように吸い付いています。見てみぬふりをしたいですが、まともに見て、吸い尽くされ枯れていく若芽を、毎日複雑な気持ちで見守ってやります。雨の多い年は何時ものことですが、やはり辛いです。

20060510-1.jpg 20060510-2.jpg 20060510-3.jpg



5月9日 (火)   今日も、遠い北海道からお便りが届き

 今日は午後から雨らしいとのことで、朝早くから梅園の草刈や、ジャガイモの手入れなど、手分けしてかかりました。梅の収穫を1週間後に控え、事務所は、収穫加工計画作りの私と、発送担当兼事務員と2人、、。 
事務員からはがきを渡され、見ると、遠い北海道からはるばる届いたものでした。
『、、おいしい美味しい梅干、主人と2人1食に1個と決めて戴いております。 口の中でほっくりくだけて、種もしばらくホホバっております。
それと一緒に送って下さった野菜の美味しさもオドロキでした。 ほうれん草の根が赤く、葉がおおきくて甘みがたっぷりで、今までこんなほうれん草は初めて!。 里芋もおいしくこんな美味しい野菜が採れるなんて、日本も広い!!。感激!。 美味しい梅干とお心遣いに感謝しながら、遅い春を待っています。』
北海道 釧路市の山中様からのお便りに、世界一幸せだと思いました。


5月8日 (月)   順調に実ってきた 鶯宿梅と中梅の『光友1号』

 順調に実ってきた『鶯宿梅』(写真左)は、日当たりの良い所では、梅の実につやが出できました。 又、少し晩生の『光友1号』(写真真ん中)の中梅も、生き残る梅は殆ど決まってきたようです。
記録写真を撮りながら、五月晴れの若葉のかげに、青く丸い梅の実に、子供の頃を思い出します。 病弱な私は、この季節一人で寝ていることが多く、若葉の葉陰で、見る見る大きくなっていく梅の実と、何時も留守番でした。
あの頃は、父、母、姉、兄、私、妹、弟7人家族みんな揃っていて、近所に祖父母も元気で、、、。 今は、みんな土に返り、妹と二人ボッチになりました。
その代わりに、梅の木が1800本にも増え、後継者達や全国のお客様等、思い出から現実に引き戻されてみると、なんと大勢の人達に囲まれていることか、、、頑張らなくては。

20060508-1.jpg 20060508-2.jpg 20060508-3.jpg



5月6日 (土)   病気にやられ 再生できない梅

 梅は、実の肥大する時期に入り、日に日に大きくなり、新しい芽も若葉も、一番伸び茂る季節にはいったのに、今年の病原菌がひどかったのか、梅の体力のせいか、いまだに再生できない枝や主幹があり、胸が痛みます。
事務所の前の木(写真右)は、半分以上の枝が再生していません。 左の写真の木は、木全体がまばらに再生し、真ん中の写真の木は、もう全体の半分は、枯れるのではないかと心配しています。
新緑が再生できないで、ポッカリ青空を背景にむき出しになった枝、、、。
しかし、今日も『紅梅園様の梅肉エキスで助かっております』と、大阪の徳永様から、当地方では手に入らない贈り物が届き、昨日は、東京の三谷様から、『何か甘いものでも』と、高島屋から虎屋の贈り物が届きました。
無農薬で助からない梅の木と、高いお買い上げをして頂いた上に、ねぎらいの贈り物までして、感謝して下さるお客様の暖かいお心の狭間で、言葉に尽くせない、感動と感謝の思いを、梅と分かち合っています。

20060506-1.jpg 20060506-2.jpg 20060506-3.jpg



5月1日 (月)   3品種の 若梅たち

 4月はじめ、『がく』に包まれて、霜に生き残った梅が、2週間ほど経って、今度は病気に葉も実も落され、それでも生き残った梅が、今5月になって太りはじめました。 あと3週間ほど経つと、収穫に入ります。 
一番早く完熟するのが一番小さな小梅、その次に左の写真の『玉姫』。 次に収穫するのが、メインの『鶯宿梅』。 右の梅は一番遅い『玉栄』と云う品種の梅です。 『玉姫』はもう丸みが出てきてきました。 『鶯宿梅』も『玉栄』も、まだ産毛がはえています。
今日は、シソ畑の準備で堆肥散布でしたが、雨が降りそうで降らず、若い二人は、バテ気味でしたが、『大丈夫です』と、終礼に入りました。 喉まで出掛かった『可愛想..』は、飲み込みました。 苦労の跡にしか、達成感は味わえません。

20060501-1.jpg 20060501-2.jpg 20060501-3.jpg



| 1 | 2 |


ホームに戻る土へのこだわり成分分析会社概要商品紹介有機野菜ご注文お問合せ
Copyright (c) 2005 KOUBAIEN All right Reserved.