5月10日 (水)
遅すぎる 農薬規制
農薬の使用が、やっと規制されました。 紅梅園は、無農薬栽培で良いことをしているのに、『こちらの方に、農薬が飛ばないようにして戴けませんか』と云う一言さえも、気を使って云えない状態でしたが、少しづつ、無農薬栽培の居心地がよくなり出しました。 先日、玉ねぎの収穫を終え、『サツマイモ』植えの季節になり、会社の4月決算や梅の収穫加工を目前にして、『今年はサツマイモはやめようか』との意見も出ましたが、お客様にサツマイモの大好きな方がいらっしゃるので植えました。 道を挟んで隣の畑のサツマイモは、マルチをして除草剤が散布されていました。 私達も、マルチをして植えると、除草の手間がはぶけますが、有機肥料だけの栽培は、途中で追肥をしないといけないし、マルチは使い捨てで石油が原料なので、使っていません。 今、梅の若い新芽は伸びる季節..、とても柔らかいので、雨が多く太陽の光が少ないと『アブラ虫』が発生し、梅の養分を『吸血鬼』のように吸いとってしまいます。 しかし、そのアブラ虫のお尻から甘い『排泄物?』が出ているのか、蟻が一生懸命行き来しています。 『これも自然の摂理のうち』と納得?して、農薬散布はせず、梅の木と辛抱して見過ごしますが、やがて吸い付かれた新芽は、小さくしぼんで枯れていきます。 左の写真は私達のサツマイモ植え。 真ん中は隣のマルチ植えのサツマイモ畑。 右の写真は『アブラ虫』に吸い付かれた梅の若芽、アブラ虫が盛り上がるように吸い付いています。見てみぬふりをしたいですが、まともに見て、吸い尽くされ枯れていく若芽を、毎日複雑な気持ちで見守ってやります。雨の多い年は何時ものことですが、やはり辛いです。
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