Diary 2010. 1
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1月31日 (日)   梅肉エキスの 効力

 三寒四温の季節に入り梅の蕾が動きはじめました。 剪定してない梅園が気がかりで、毎日フル稼働で剪定作業、木曜、金曜日と頑張って、土曜日の午前中で済ませましたが、「昔取った杵柄」 で、その気になれば面白いように仕事がはかどるので、つい夢中になり、「終った!」 と、思った瞬間 ”ぐたっ!” ときました。 歩くのもやっとの思いで帰宅、昼食を済ませて二時半過ぎ、平成に入ってから経験した事のない腹痛で、トイレから動けない!。 携帯電話で 「助けて!」 と連絡した後頭も上げられない。 こんな苦しい事ってあったかな、と、ひたすら助けを待って、梅肉エキスを飲んで十分だったか十五分だったか、ようやく苦しみが治まってトイレからベットに移るとき、もう一度同量位のエキスを飲んで休みました。 言葉通り前後不覚の眠りから醒めたのが四時半、一時間半の眠りですっかり元気になり、次の仕事が気がかりで起きあがっのです。 一回目と二回目 お湯に薄めて飲んだ梅肉エキスは、各十gづつ、二回(二十分あけて)で二十g 飲んでいました。 梅肉エキスの殺菌力と、含有量の高いミネラルが、体内の疲れ切った酵素を活性化して、エネルギーに換えたのでしょう。 今更ながら、梅肉エキスの効き目に驚き、昔の人達の知恵に感動しました。 
今日は雨、次世代にしっかりと伝承するための、資料作成に取り組みます。
左の写真は、冷たい雨に咲く紅梅。 真ん中は三十才台の頃盆栽の花梅でしたが、忙しくなり世話が出来ず地に下ろした梅です。 花の名は忘れましたが、私の苦楽をずっと見てきた梅です。 右は 兄の形見の花梅で、早咲きのはっきりした濃い目の紅梅です。

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1月26日 (火)   文字どおり お天気は晴朗

 今日は本当に良い天気。 昔人間の私は 「天気晴朗なれども波たかし」 がフッと頭に浮かび ”天気晴朗” と、ウキウキ心が弾みます。
今日は一人で剪定。 今日の暖かさで午後、弱っている鶯宿梅は 左の写真のように 三分咲きになってしまいました。 真ん中の梅は、品種が解らず私が ”雲水” と名付けた早咲きの白花で四分咲きくらい。 右は 霧島東神社の社務所の前にある早咲きで 母樹は樹齢二百年を越す在来梅の子供の梅で、綺麗に七部咲きくらいです。 
蜜蜂は、全然全く来ずに、一人で一寸寂しい剪定でした。

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1月23日 (土)   乱高下する 気温

 正月13日、急に大雪で翌日まで雪が残り、20日と21日は、逆に春真っ只中の気温で、下の狭間田の池では蛙がさかんに恋を鳴き交わしていましたが、今日の寒さは半端ではありませんでした。
剪定の遅れを取り戻すべく、心身に気合をいれて剪定にかかりましたが、お茶の時はたまりかねて今年初めて焚き火をしました。 私は高齢という事で、剪定は低い部分の担当ですが、一向に暖まらないので、脚立に登って高い部分の剪定。 脚立を昇り降りすると、体が温まります。 脚立の昇り降りは、充分気をつけますが、20年程まえ、脚立を下りるとき落ちて背骨を傷め、一ヶ月ほど入院した事があり、孫に写真撮られて怒られて、家へ帰されました。
左の写真は剪定中の私(80歳)。 次は一度落ちたので、脚立は用心深く降ります。 右はあまりの寒さに焚き火です。
今の自然環境は、私の青年時代までは考えられなかった事です。 そして、壮年時代から本気で心配していた事です。 輪廻で成り立っているこの自然環境を、人間の我欲で、人間自身も含めて、何処へも行けない地球上の動物植物を巻き込みながら、どうなっていくのでしょう。

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1月21日 (木)   梅の 開花

 永井様から「お野菜美味しかったです。 有り難うございました」 とのお礼が届き、何だか恐縮しているところに、今度は、 「実はお野菜もちょっと楽しみにしていました。有り難うございました。」と、昔からの京都の駒野様からです。 私も思わず顔がくずれました。 ほんとに嬉しいお便りでした。
今日は又、昨日と今日の急な暖かさに、梅の花が咲いてしまいました。 まだ ”寒” が戻ってくるので心配ですが、仕方がありません。 梅の花は、温度の蓄積で咲きますから、ハラハラしますが、寒くなると ピタッ と咲くのもストップします。 
左の梅は、霧島東神社の樹齢二百年を越す古木の二世で、母樹は初詣の時すでに三分咲きでした。 真ん中の白梅は、八重の花梅で梅の実は成りません。 右は裏山に仕込んだ椎茸です。 梅園の防風垣に植えた ドングリ を間引き切りして、ドンコのコマを打ち込んだのです。 急な暖かさと雨で、ムクムクと ドンコが飛び出してきました。

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1月16日 (土)   弱っている 梅の樹

 今日も、昨日と同じ梅園の剪定でした。 寒が来て大霜の朝、急に太陽の光が当たると、トラブルを抱え弱っている梅の樹は、太陽の光、、熱で火傷してしまい、蕾が傷んだり梅の幼果が火傷で落ちてしまいます。
しかし、元気の良い梅は、ぐっと堪えてやり過ごします。 又、急に暖かい日があると、梅の花は 温度の蓄積によって開花しますから、弱って体力のない梅は、慌てて花を咲かせてしまい、次の 寒 で火傷して痛みます。 しかし、元気な強い梅の樹は、慌てません。 じっと我慢して落ち着いて様子をうかがい、慎重に判断して一番適した時に咲きます。
私達は、無農薬の生産を梅の樹に強いる代わりに、しっかりと、肥料や 剪定等の手入れをしてやる ”義務と責任” を感じます。 梅の樹と共に生きてきた半世紀は、”我”を忘れていた年月だったように思われます。 そけだれに 今、次世代へ バトンタッチ するに当たって、梅が心配やら、後継者の孫が心配やら、、『年は取りたくない! 神様百二十歳までお願い! 』と、ひざまづきたい思いです。 
左の写真は、弱っているのか、蕾がふくらみはじめています。 右の写真の蕾が当たり前の状態です。 両方すぐ近くで、同じ環境なのに、、。こんな樹には 「印し」 をしておき、しっかりと面倒をみてやります。

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1月15日 (金)   無農薬で 梅を生産すること

 無農薬で 梅を生産するという事は、何かにつけて大変手間がかかります。 それだけに、梅にも特別な愛情を感じます。
今 剪定している梅園は、温と寒の異常気象をまともに受けている場所で、梅の実を着ける ”結果枝” が、左の写真のように、半分以上病原菌にやられ枯れています。 右の写真は、枯れた ”結果枝” を切り落とした写真です。
植物ですから、動物のように痛みは感じないでしょうが、私のこだわりのために、何だか梅に、犠牲を強いているように感じて、 「ごめんね」 と言ってしまうこともあります。
 

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1月14日 (木)   雪のお陰で 至福の世界

 昨日の雪には、ほんとに子供みたいに嬉しくて、雪にかこつけて、『今日の午前中は、後期高齢者で傘寿だから休ませて、、、』とみんなに甘えて、雪景色のお風呂を楽しみました。
改めて自宅の風呂の環境を見直しました。 右の写真は、風呂場に入った時の目線の雪景色、藪椿やスダチの葉っぱにも雪がつもり、別世界です。 左の写真二枚は、湯船の中からの雪景色です。 遠くまで旅行する必要もない! と思うほど、本当に私だけの 至福の世界でした。

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1月13日 (水)  

 朝起きて、何だか気配がして窓を開けると雪でした。 年に一回見られるかどうかの光景です。 部屋のすぐ目の前の椿に、積もっています。 雪化粧の庭の植木の向こうから朝の光が見えて、夢みたいでした。 カメラを取って先ず梅園を撮りましたが、気がつくと軽い服装で、寒くも冷たくもないのにびっくり、、、。 朝日の射す前の静かな 静かな梅園と庭です。

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1月12日 (火)   今年も目白の 群れ

 今年も ”メジロ” の季節に入り、朝から大勢で メジロのおしゃべりやら合唱やらで、楽しく心が弾み 幸せなのですが、今朝、軒端に吊るしている私の吊るし柿を、四個も五個も、いっぱい突いているのです。
 私も年取って、子供みたいに単純なっているせいか、本気で腹が立ち 「お前達のは ちゃんと残してあるでしょうが!!」 と、外に出てみると、 左の写真のように、残して置いた柿は、クシャクシャに突いています。 その柿の木のテッペンでは、青空に向かって(写真真ん中) 気持ちよさそうに ”チチロ ツーツー チチロ” と啼き交わしているので、つい怒りは消え、目の前の ”蝋梅” の花もきれいで、さっきとは別人のように、 「幸せだなー」 と実感しましたが、やはり梅のお陰です。  「梅と鶯」は、山の方(財部)の梅園で、今の季節はメジロが多く、鶯は、巣作りの頃になると自宅の周辺、、里に来ます。 昨年は、手入れのしてない藪になっているお茶の中に、巣作りしていました。 

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1月11日 (月)   梅の蕾

 正月三が日も剪定作業をしょう、、、と決心していたのですが、駄目でした。
遅れを取り戻すべく、今日は頑張りました。 朽ち始めた梅の再生は、今年も私達に元気と、やる気をくれます。
左の写真は、なじみの梅ですが、ムクムクと元気になるのが見えています。 同じ畑で同じく倒れて再生を始めた枝に、もうはっきりと蕾がみえます。 一向に寒くならないので、蕾の変な様子に心配していましたが、この寒さでしっかりしてきました。
左は、なじみの古木。 真ん中は、しっかり蕾らしくなってきた 標準の梅の蕾で、右の写真は、真ん中の蕾の 本体です。 寝たまま再生中の母体です。

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